ユーザ目線とサービス目線を大切に、Perlエンジニアとして長年自社サービスを支えているS。フルリモートOKで変化した職場環境や、これからの展望についてインタビューしました。
元々学生時代にインターネットと出会って、その楽しさにハマってからは毎日のようにインターネットをするようになりました。当時は大学のサークルや個人のホームページなどを大手のレンタルサービスなどで開設する事が流行っていて、その際にレンタル掲示板に触れて、「ちょっとカスタマイズしてみよう」と思いcgiと出会ったのがきっかけです。
その数年後、趣味で自分のブログを書くようになってからは、仕事と趣味を両立出来るこの仕事にやりがいを感じてプログラミングは本当に面白いと感じるようになりました。
携わっているサービスとしてはSeesaaブログや各種OEMブログ、Seesaa Wiki、その他サービスの運用・開発、また、メンバーへの指導や採用業務などを行っています。
ブログは歴史が長いサービスなのでレガシー化してきてしまっている箇所も多いのですが、今後も長く続けていけるように積極的なクラウドへの移行・OSのバージョンアップ、古い機能のリファクタリング、新しい機能の追加などを行っています。
ユーザ目線とサービス目線の両方で考えるように心がけています。「自分がユーザだったらこうなっていると便利だろうなあ」という視点と、開発者目線での「この機能は便利かもしれないけど数年後を考えると負債になりそうなので敢えて入れないほうがいいかもしれない」という2つの視点から、なるべく関係者を巻き込んで議論を行うようにしています。実装を行う際は、後に参画した人がなるべく苦労しないで済むように、その時考えていた事をドキュメント等としてなるべく多く残す、ということを心がけています。
また、自分が元々インターネット大好き人間ということもあり、新しい技術などが出てきたら自社サービスに組み込めないか、といった考えをするように意識しています。
高負荷時の対応などでは、チューニングがうまくハマった時の楽しさなどを他の人にも伝えていきたいですね。
以前よりも割り込み作業が少なくなって、自分の作業に集中しやすくなったのがとても良いです。通勤時間が無くなったので、一日の時間を以前より長く活用できるようになりましたね。
また、場所に縛られなくなった事により、時々作業する場所も変えて気分転換を行えるのもとても快適です。将来的には引っ越しなども検討して、自然の豊かな環境から作業してみたいと考えています。
最近はキャンプにハマっているので、休日は出かけることが多いです。元々インターネットが趣味のため、アウトドアなどでもネット接続出来る環境を探して、キャンプしながら趣味のネットを楽しんだりしています。
また、毎週1回社内勉強会を行っていますが、そこでの発表ネタ作成のため、休日は業務と関係ない技術に触れるようにしています。
今ではかなり減りましたが、高負荷や障害発生率が極限まで少ない安定したサービス運用を目指したいです。インターネット・スマホの普及が進むにつれて様々な問題が増え、居心地の悪いコミュニティやネットサービスが増えてきていますが、また昔のような純粋に面白く、自由なインターネットのサービスを作っていけるといいなと考えています。