オンラインゲームの運営経験を活かしスマホゲームメディアを取り扱うシーサーへ。業界のトレンドを敏感に感じ取り、メディアを成長させたい想いと仕事の取り組みについてインタビューしました。
前職ではPC向けオンラインゲームの運営を行っていました。プランナー、ディレクター、プロデューサー・・・基本的に「何でも屋」ですね。7〜8年ぐらいそんなことをしていたのですが、気がついたときにはスマホゲームの勢いが圧倒的で、PC向けのオンラインゲームはごく一部を除いて厳しい時代に差し掛かっていました。
そんな時、偶然シーサーで新規ゲームメディア「Boom App Games」の求人を知ったんです。単なるメディアとしてではなく、ゲーム会社との連携を意識したプロジェクトを想定しているとうかがって「これはおもしろいな」と。
これまでの経験と知識を活かして別の形でゲームの仕事に携わりたいと考えたのが応募のきっかけです。
実際に入社してみて感じたのは、風通しの良さです。企画の立案から実行までのスピード感は非常に早いですね。
社内に開発リソースを持っている事はアドバンテージのひとつですが、それ以上に大きいのが「代表自身がゲームについて造詣が深い」こと。単なるゲーマーではなく俯瞰的視点で意見をもらえたり、こちらの企画意図をいち早く察してくれるんです。
自分は企画営業と(編集作業以外の)動画運営全般にタッチしています。自分が入社した当時、Boom App Gamesでは攻略やレビューの他に、動画コンテンツの立ち上げを模索していました。
ちょうどYoutuberという言葉が流行り始めた頃で、我々も試行錯誤を繰り返しながら何かしらきっかけを掴もうとしていたんです。最近では、ようやくメディアならではの動画企画というものが見えてきて、「視聴者の目線」を意識したプロモーション作りにも注力をしているところです。
新規事業なので、成功例というものを内部に求める事ができないんですよね。だから周囲のメディアやゲーム業界の潮流を意識しながら、勝機の手がかりを感じ取る必要があります。
新作のゲームが出れば大抵はプレイする!とか。ただプレイするだけではなく、トレンドの把握と新奇性には注意を払っていますよ。もちろん、ゲーム以外にもキャンペーンやイベント、プロモーション手法も必ずチェックします。常に「次の企画のネタになりそうなアイデアはないかな」と頭に浮かべながら仕事をしてますね。
ただゲームで遊んでいるように見えても、ちゃんと仕事をしてるんです(笑)
シーサーに入社して半年ぐらいでしょうか。動画の企画で実況者が必要になったんですが、自ら実況者としてゲーム実況動画に出ることになりまして。
個人的にも初期からプレイしていたタイトルであることと、ゲームの原作に詳しかったこともあって、視聴者の皆様には「自分たちと同じ目線でゲームを楽しんでいるオジさん」と映ったようです(笑)
近頃はコメントを頂戴する数も増えまして、「いい」「悪い」の評価が何に起因するのか、おぼろげながらわかってきたように思います。半分以上趣味の延長みたいな部分もありますが、視聴者の皆様の声がダイレクトに伝わってくることが非常に嬉しく、自分も楽しみながら動画を撮っています。
まず第一に運営しているメディアに「どうしたら多くの人の目がとまるのか」ということ。そしてさらに「他社に無い独自性」を出すこと。例えば「Vainglory Now」ですね。e-Sportsタイトルの包括的なポータルサイトをもつメディアは現状決して多くありません。開発能力とノウハウの面でシーサーは一歩抜きん出ていると思うんです。
Boom App Gamesとしての規模感を整えつつ、独自性を伸ばしていく。これが目下の目標であり方向性ですね。